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お久しぶりです。
復帰のめどは立ちませんが、短いものを投下。
カズ→ケンで佳主馬独白。
一部伏せ字ですが露骨表現あるので要注意。
真夜中に目が覚めて泣きたくなる。
こんなことは今までなかった。
あの人に出会うまではこんな夜はなかった。
怖い夢を見て(現実よりも怖いものなんてないと思っていた脳味噌)
うなされて(恨みも弱音も吐き出せなかった咽喉と口)
呼吸が乱れて(吸って吐ければ良かった肺)
鼓動が壊れそうに鳴って(凍りかけていた心臓)
身体の内側がねじれるみたいに痛んで(空になることに長けた胃と腸)
気持ちの悪い感触が濡らして(不感症を疑われた●●●)
鉄の棒のようにぴくりとも動かせない(細くて頼りなく見えた脚)
ベッドの上で泣いた。
何度目だろう。暑い夜は特にひどい。
ベッドの上で吐いた。
何年目だろう。あなたに出会った記憶がまだ鮮明だから
だから尚更性質が悪い
言えない。ずっと言えない。
キラキラした、なにか綺麗なものを手に入れた気になっていた。浮かれた。浮かれ上がった。
飛べそうだった、あの頃の俺はもういない。
言えずに踏ん切りがつかずに、そうやって溜め込み続けた感情のなれの果てがこの涙と精液と胃液だというのなら俺は男になんて生まれたくなかった。自分の性を呪うなんて死んでもごめんだと思っていたのにこんな夜は心の底からそう思ってしまう。ああ本気で。
男でも女でもない子供だったころの自分を羨むなんて情けない真似を、本気で。
あなたの顔を思い浮かべようとした。
すぐにやめた。
今の俺の欠片でもあなたに触れたら、あなたを汚しそうで怖かった。
もう散々無意識の中で××だの●●●だのひどいことを、思いつく限りいやらしいことをしつくしておいて今更だとしても、嫌だった。嫌だと思うとまた胃液がせり上がってきた。
あの夏から
辛いことも苦しいことも、あなたが笑ってくれるだけで、頑張れって一言言ってくれるだけで、なんだってできた。できないことなんてなかった。
俺を救ってくれたのはいつもあなただった。
ねえ、俺を救ってよ
最悪に汚くて、どうしようもなくて、泣いて吐いて手のつけられないこの惨状をなんとかして
俺をこの感情の汚泥から助け上げて
あなたのせいだ
あなたのせいなんだよ あなたのせいだから ねえ 助けてよ
でも汚す事の出来ないあなたからの手は取れないから
こんな俺がさわっても絶対にけがれない安心の清潔なあなたを俺に差し向けてよ
ひとしきり泣いて吐いて身体が言うことを聞くようになったら、最悪な気分のまま吐瀉物まみれの枕カバーとシーツを引きはがして精液まみれのパンツといっしょに風呂場で洗い、新しいのと取り換える。
一時間の覚醒を挟んで俺はまた眠りに着いた。
天使は行方不明
そんなもの どこにもいやしない
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天使だった佳主馬はぐっちゃぐちゃになっちゃって天使に救いを求めてますが
そんなことしてないで生身の人間と向き合いましょう。
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2010/07/06 サマヲ(カズケン) Trackback() Comment(0)
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